表紙の定年後にやってはいけない十戒に魅かれ「九十歳まで働く!こうすれば実現できる! 郡山史郎(元ソニー役員)著」を読んでみました。
1学校に行く 2資格を取る 3語学の勉強をする 4ジムに行く 5本を書く 6葬式に行く 7勲章をもらう 8NPO参加 9会社を創る 10勝負事をする
感想と意見を織り交ぜながら書き残したいと思います。
資格をとることも定年後にやっていいこと
著者曰く
医師や弁護士、公認会計士、薬剤師の資格なら価値はあるだろうが、それ以外の資格は取得しても再就職で有利に働くことはほぼない。
「九十歳まで働く!郡山史郎著」より
上記の資格所持者は「引手あまた」な職種がずらり並んでいます。確かに再就職(再雇用)には、有利な資格でしょうが、定年退職後に取れるような資格ではないし、それを自ら望んで取得する方は皆無でしょう。
当ブログで推奨しているのは、むしろ逆で「定年退職にむけて資格を取ろう!」です。それは先ほど挙げた国家資格ではなく民間の資格をお薦めしております。
何故かというと、「独立起業」には有利な資格の取得は、独占的に営業・仕事ができるのが民間資格だからです。
例えば過去の記事・・・DiSC自己分析ツール」の認定セミナー…ビジネスパートナー制度でもありますが、開発者からの独占営業の権利を得て運営されているので、他社では真似出来ない事業だからです。
特にこの「セミナー講師」という仕事は、知識とスキルを持ち合わせている定年退職者に向いているのでお薦めしています。私自身も介護・福祉の現場での経験を活かしてセミナー講師をしております。
勿論、毎日講習会を開催しているわけでもないので、肉体的にも精神的に負担が無く長く続けられる。これこそ90歳まで無理なく働けるお仕事なのです。
定年後にやってはいけない十戒の②資格を取る以外にも⑤本を書く、⑨会社を創る、とあります。著者は大先輩で若輩者の私が物申すのは大変ご無礼だと思いますが少しだけ、言わせてください。
⑤の本を書くは、著者がソニーに在籍中、執筆活動をして会社と揉めた経験があるらしく、本を書く時間は無駄だと述べています。当ブログは、定年前からブログ運営を読者にも勧めています。ブログを長く続けると書籍の出版につながることもあるので、その意見には賛成しかねます。
⑨の会社を創るのも著者は勧めないと書いていますが、「一人で起業する場合は除く」と補足されています。当ブログで訴えるていることは、個人事業主としての起業ですので同じ意見として捉えております。
定年後にやっていい十戒
この本では定年後に勧めることも書いています。
① 図書館に通う、②散歩をする、③趣味を持つ、④おしゃれをする、⑤家事をする、⑥良い病院、⑦他者との交際、⑧自動車の運転、⑨住まい、⑩仕事をするなど・・・
シニア世代も「教養(きょうよう)」「教育(きょういく)」が必要ではなく・・・
シニア世代には、「今日、用(きょうよう)」「今日、行く(きょういく)」と日々スケジュールを組んで暮らすことが大切だとユーモアも交えて話されています。
最後に
「九十歳まで働く!」は著者の郡山史郎氏の元気の良さがとても印象に残り、御年82歳になられるのですが、まだ現役で株式会社CEAFOMの代表取締役社長をされています。凄いですね!まだまだ現役で「90歳まで働く」を実践されそうです!
また郡山氏から、私たちミドル世代やヤング、シニア世代に向けてエールを送られています。
20代、30代よ、人生後半戦は楽しいよ!
40代、50代よ、定年なんか怖くないよ!
60代、70代よ、君たちはまだ若いよ! ──と言いたい!by郡山史郎
「定年なんか怖くないよ!」50代の私には、とても勇気づけられる言葉です。ありがとうございます。