介護タクシー開業物語 第4条許可申請【福祉車両編Ⅱ】購入する!の巻

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前回(8/20)に投稿した【福祉車両編Ⅰ】の続きです。あれから23日経過し、紆余曲折の末に介護タクシー車両の購入が決定しました!決定した車をご紹介する前に、これまでの流れを説明いたします。(ちょっと長くなるかもしれませんがご勘弁ください)

私が一番に欲しかった車は、日産NV200バネットスローパー(車イス2基乗員6名)。知り合いの車屋さんにメンテナンス込みのリースで見積もりをしていただきました。1週間後に届いた見積書をみると・・・(・.・;)恐らく、月間売り上げの1/3~1/2分をリース代に充てるはめになりそう。初代の車にお金をかけるのはリスクが高すぎるので断念。

それでは、(中古車にするか!)と思い、ネットで3日間検索。実際に見に行ったのがこちらのNV200バネットチェアキャブ。

2015年(H27)、走行10万㎞、車検2年付で総額89万円。これなら介護タクシーの日間売り上げの3日~5日分でローン返済できる。がしかし、ここで問題・課題が・・・保管場所の条件は、車の全長+1m以上、車幅+1m以上の車庫面積が必要なのである。これは日常点検ができる広さを確保するためである。

NV200バネットチェアキャブは全長4.40m、車幅1.695m。自分が住んでいるマンションの駐車場は、5.1m×2.5mと完全にアウト。ならば貸し駐車場を探す、保管場所は営業所(自宅)から2キロ以内の駐車場でOKなのでグーグルマップで検索。実際に近所を探してみたが、ほとんどの貸し駐車場は5.0m×2.5mが標準寸法。NV200バネットにこだわると貸し駐車場探しにエネルギー消耗し、介護タクシー開業が頓挫しかねない。NV200バネットの購入は残念だが諦めるしかない(知人の店舗を間借りする手段も考えたが、そこまで移動するのに1時間かかるのでボツ)。

保管場所(駐車場)の条件に収まるサイズは軽自動車しかない(選択の余地なし)。候補はダイハツハイゼット/アトレーとスズキエブリィ(日産・クリッパーリオ、マツダ・スクラム、三菱・タウンボックス)の2種に絞る。車椅子を1基載せても乗員4名乗り(補助シート付)と、車体の色はシルバーにこだわりたい(白色は貨物車っぽいので)。

「ハイゼット 福祉車両」で検索、全国で29件。「エブリイ クリッパーリオ スクラム タウンボックス 福祉車両」では23件。その中で気になる2台の現物確認へ行く。

アトレーワゴンの後退防止ベルトは電動で巻き上げるが、タウンボックスは手動。車椅子を手押しで乗降させなければならない。しかし私がチョイスしたのは三菱タウンボックスです。決めてとなったのは、車内の広さである(色もこだわりのシルバー)。タウンボックスはオプションで付ける手すりが無くシンプル。補助シートもスライドドアの後方に付けられていることも広く感じさせているのだろう。

年式は2006年(H18)と古いが、車内がとてもシンプルで綺麗に感じた。走行距離は11万km、4年落ちで11万は、良しとしよう。車検2年付、諸費用含んで支払総額31万円。「2年間乗りつぶし」と考えたら「買い」でしょう。その場で即決購入!

ちなみに、2006年の三菱・タウンボックス(初代)は中間型(2000年11月~2007年12月)にあたり、三菱自動車工業の生産でスズキ・エブリイワゴンのOEMではありません。

福祉車両の購入が決まったので次回からは、いよいよ介護タクシー開業物語【申請書提出編】へ進んでまいります!乞うご期待!

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ABOUTこの記事をかいた人

1963年生まれ 一級建築施工管理技士、介護福祉士・・・青年期は、電子工学を学びコンピュータの魅力にハマる。 成人期は、建築関連の仕事に就き、2004年に自身で設計・確認申請・施工しマイホームを建てる。中年期は、介護・福祉の現場を経て関連のセミナー講師、ブロガーとして活動。