毎週、ほぼ欠かさずに観ているTV番組『人生の楽園』で第二の人生から刺激を受けている。
定年退職後の様々な生き方があるものだなぁ~と、毎回感心している。
最近放送された中では
- 定年退職を迎え大好きな海の近くで、住宅を改装し夫婦で移住する。旦那さんは、小舟で近海で魚釣り。趣味が高じて漁業権を取得する。奥さんは貝殻やガラス玉を砂浜で拾い、ランプシェードを作るなどで趣味を楽しんで暮す。
- 60歳定年後に「何か打ち込めることを見つけるべき」と模索。昭和が好きで古い物を集めることを趣味としていた楽園の住人が、母が暮らしていた今は無い実家をミニチュア模型で再現。それから様々な昭和時代を再現するミニチュアを製作する。
- 40代から始めたパン作り。思考錯誤を繰り返し、69歳で定年退職し70歳でパン屋を開店。小麦も自ら栽培し「自分で育てた小麦でパンを焼く」ことが次の夢。
- 奥さんに先立たれ海辺の町に移住。気ままに一人暮らし。好きな海辺の写真を撮り水彩画を描いたり、月に1回は前職の仲間たちと釣りとBBQを楽しむ。地域との交流も積極的に参加し近隣住民との関係も良好。
などが挙げられる。
勿論、楽園に住むことはそう簡単なことではない。誰でも楽園に住めるものでもないし、単に憧れや興味本位で真似しても長くは続かない。特に田舎暮らしでは、便利な生活をしていた者に対しては不便の生活が待っている。しかし様々な問題もクリアするから実力も自信もつくもの。新しいことに挑戦すること自体が賞賛に値すると私は思います。
確かにリタイヤ後に楽園に住めるのは一握りの人たちだと思う。その番組を通して成功する人の特徴を挙げてみると
- 現役中に趣味として初めている。例)パン作り、蕎麦麺作り、釣りなど
- 定年後に自分の才能を見出す。 例)模型作り、水彩画、など
- 移住先でやりがいを見つける。 例)地域活動に参加
定年前から始めることはとても大切なことだと私も思います。新しいことを始めるには年齢は関係ないが、長く続けることが物事を上手くなるコツだと思う。先での40歳から始めたパン作り。30年もの時間を費やし経験を積み重ね、やっと商品として販売できるパンを作ることができた。その時の喜びは何事にも代えがたいものだったでしょう。歳月をかけじっくりと熟成させ完成されるものはきっと美味しいものができるに違いない。私たちはテレビや雑誌で良く紹介される物、者などは完成されたものしか目にすることがない。しかしその過程・プロセスに着目されることは少ない。裏の部分である。見えない裏の部分に努力を惜しまないことで表舞台に立てる。知っていることだけどなかなか長く続けられるものではない。つい表舞台ばかり意識してしまい途中、結果が上手くいかないから辞めてしまう(私の事です)。そんなことを繰り返してきた自分。
毎週『人生の楽園』を観て『俺も頑張るぞー!』という思いを奮い立たせている。チェスト!これは西郷どんか、ナレーションが西田敏行さんで『人生の楽園』と同じだね。どちらも毎週欠かさず観ている〝ともきち〟でした。