皆さんはポジティブと聞いて何を連想しますか?プラス、正、正しい、良いもの、明るい等々が思い浮かぶでしょうか。では、ネガティブと聞けば何を連想する?マイナス、負、間違い、悪いもの、暗い…。
ポジティブとネガティブは、車に例えると「アクセルとブレーキの関係のようなもの」と解り易いと思います。アクセルは推進するエンジンに必要なエネルギー源を送り込むもの。ブレーキは必要以上にでたスピードを制御する、車自体を停止する機能である。
ポジティブ思考は、ポジティブな現実を引き寄せてくれる原動力になります。
自分が好意を持っている異性に憧れ、恋焦がれ、楽しくデートをしてるのを毎日想像している…突然、向こう(憧れの異性)から連絡がきた!
そのように夢のような出来事を引き寄せる役割がポジティブ思考なのです。
一方、ネガティブ思考というのは、過度な行動を緩める、あるいは止める機能です。さらに危険を察知・予知する機能も備えている。まるでブレーキアシスト システムのようなもの。
好きな異性と付き合い始めの頃、全て上手く行く。相手の嫌な言動も見逃すからだ。ポジティブ思考だけ機能している結果である。あることがきっかけで相手の行動に不信感を持ち始める時もあるだろう。その時の疑いの念がネガティブ思考といえる。恋人に疑念もなく信じきることは、ブレーキの利かない車に乗っているのと似ている。坂道を下る恐怖は想像を絶するだろう。
ポジティブとネガティブは単独で作用している訳ではなく、ポジティブとネガティブでワンセットと考えたほうが良い。これは対極にあるもの全てがワンセットと捉えたほうがベターだろう。
例をあげれば…
正義、善玉、(ヒーロー)⇔悪者、悪玉(ヒール)・・・ヒーロー役が活躍するには、悪事をはたらくヒール役がいなければ物語は成り立たない。仲良しクラブだけの配役は起承転結がなく、つまらなく陳腐なドラマになってしまうだろう。
プラス(+)⇔マイナス(-)・・・ 直流の電流はマイナスからプラスに流れる(原子核にある状態がプラス電子で原子核から飛び出したのがマイナス電子)。 乾電池の両端とも同じもの(プラスorマイナス)では電気の流れは起きない。
対極にあるものがワンセットで捉えるなら次の法則も成り立つ
良い出来事⇔悪い出来事・・・今日、悪い出来事があっても、明日、明後日に良い出来事も起こる。今、現在、辛いことや問題を抱えていても、未来では問題も解決し笑顔で過ごすことになる。全てがワンセットと考えると深く悩まずに済むのではないか。
『ポジティブ思考が良いこと、同じくネガティブ思考も良し』そもそもネガティブとポジティブと分ける必要が無いかもしれない。
善玉も悪玉も愛おしいもの。プラスもマイナスも同じ電子。良い出来事も悪い出来事もただ起きている事と、割り切れば楽に生きて行ける。
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