そう遠くない近未来では、人が行う仕事の約3割、AI(人工知能)に取って代わられる(信じる信じないかは、貴方しだい)・・・と最近よく耳にしたりします。
製品を作る産業界だけではなく、芸術の分野にもAIが進出してきています。莫大な楽曲のデータから人間が心地よいフレーズを組合せて作曲も行うAIも既に出来ています。また、 絵画コンクールにおいてもグランプリを受賞もしています。『イギリス・ロンドンで授賞式の行われた第7回(2018年)ルーメン賞で、AIの描いた裸婦画(?)が金賞受賞』
AI(人工知能)、現在の段階は、まだ人間の芸術家の模写、贋作でしかない。
しかし、2062年には、創造性、心の知能指数(EQ)、順応性といった点でAIは人間に匹敵するようになると、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学のトビー・ウォルシュ教授は語っています。その時代になれば、AIが真作を作りだし著作権を主張するかもしれませんね。
私たち人間はAIと、どう向き合えば良いのでしょうか。今から真剣に考えないといけないと思います。社会のルールも変化し整備されていくと予測されます。
AIに対抗(戦いではないが)するためには、創造性を働かせ新しいアイデアが必要となってきます。新しい考え方を生むにはどうすればよいか。堅くなってしまった頭脳を柔軟にする必要性があります。年老いて堅くなってしまった身体を柔らかくする柔軟体操のように、頭・脳にも柔軟体操を施してみましょう。
私が幼い頃に姉と良く遊んだ「レンソウ絵描き」をご紹介します。
レンソウ絵描き
無造作に書いた形(輪郭線)から思いついた、品物や動物などに描いて仕上げていく遊びです。この遊びの名前は、連想(レンソウ)ゲームから取って、「レンソウ絵描き」と名付けました。
それでは、遊び方の説明をしてまいります。とても簡単なので、お子さんやお孫さんと遊ぶのに最適なゲームです。
思いついたものを輪郭だけ描く
2人で行います(3人でも可)お遊びのルールはいたって簡単。ジャンケンで先行後攻を決めます。勝った方がどんな形でも良いです。
例えば・・・
どんな形でも良いです。思いついたもの、鉛筆を持ち何も考えないで描いたのもOK。それを相手に渡します。制限時間(3~10分)を決めて続きを書いてもらいます。
後攻の人が仕上げる
相手から受け取ったら、作図を回転させながら頭に思いついたものを描いていきます。このように・・・
制限時間を超えて絵が完成できなければ負けになります。バツゲームもあると面白いかも。
例Cは、左に90度回転させてモンスターに描いてみました。
童心に帰って遊ぶ
脳トレーニングで大事なことは、「無邪気になる」ことです。無心で遊びに取り組むと発想力・創造力が蘇ってきます。大人になると「何の意味があるの?」「役に立つのか?」などの雑念が邪魔をし、何も思いつきません。それでは、脳は活性化しない。もっと頭を柔軟にする必要があります。
昔を思い出してください。私たちが幼かった頃は、現在とは比べものにならな程、想像力、造像力、発想力を働かせて遊んでいました。仕事も遊べの延長線と捉えれば、新しいアイデア、斬新な企画、皆が驚くような新商品も思いつくかもしれませんね。
私からの問題
これを、10分以内で仕上げてください。
いかかでした…作品の良し悪しは全く関係ありません。仕事の合間に、気分転換におススメな頭の柔軟体操だと思います。
素晴らしい創造性が蘇ってくることでしょう!