セミナー講師になりたい方へ~基礎編

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私がセミナー講師になって4年の月日が経ち、自分で言うのも変ですが「板についてきた」感があります。えへへ(照れ)。講師として教壇に立つまで、1年半ほど悶々とした日々を過ごしていました。

『お前が(自分が)できるのか』『人前で話せるのか』など自分で自分のことを攻めていたり、『早く教壇に立ちたい!』という焦り。なんともいえないモヤモヤ感をもっていた。かなり複雑な思いでいたのを覚えています。

今、現在、モヤモヤした気持ちをお持ちでいる方を思いながら、この記事を書いています。参考になれば幸いです。

セミナー講師としての気質

まず、本当に自分は講師として向いているのか…向いていないのか…それを見極める術はないのかを考えてみた。

セミナー講師に向いている人の性格・素質・気質は関係するかを考えてみました。気質とは、性格、感受性など既に備わった性質と捉えて良いかと思います。自分なりに下記の5つを挙げてみました。

目立ちたがり屋・・・人前にでることが好きである。苦手意識はあるが、自分を見てほしい。注目されるのが好きである。

ともぞう
若い頃ロックスター(*ノωノ)に憧れてたなぁ…クラプトンやジミヘンみたいになりたいと…vocalist&guitarlistに。
中学生…2,3年生の頃から人前にでて何かしらのパフォーマンスがしたかったのでしょうね。しかし、その頃は人前にでると赤面するような子だったけどね~ 😳 不思議。

専門性がある(得意分野)・・・仕事、趣味、特技などで得意とするものがある。好きで現在も続けている。周りの人から「凄いね~」「流石!〇〇さん」と云われるほどのスキルを持っている。

事例が話せる(体験談、伝聞など)・・・過去の経験・体験したことを熱い思いをもって話すことができる。成功談ばかりでは自慢話のように聞えるので、時には失敗談も織り交ぜなら話すことができる人。ニュースからの話題もセミナーの内容と関連性があるならOK。

笑顔がつくれる・・・講話の中、こわばった表情で話すと聞き手は「怖い」「厳しそう」「怒っているっう?」と勘違いされてしまう。講師の表情が硬いと受講生も同じ表情になる。鏡の法則。そうすると受講生の表情(顔)をみて『反感的』と思い、講師自身にそのまんま返される、プレッシャーになることもある。

ともぞう
つい難しい顔になってしまう…意識しないとなぁ… 🙂

場の空気が読める・・・場の雰囲気を読んで次の行動ができる。受講生の非言動コミュニケーション(態度・ゼスチャーなどで感情を表現する)を読むことができ、瞬時に対処することができる。

例えば…受講生が首を傾けた時『理解していないのかなぁ』と察知し、「ちょっと解りにくかったですかね…要約するとですね~なのですよ。」と補足説明してみる。

その他にもセミナー講師としての気質が挙げられるかと思います。上記の5つが最低でも不可欠な要素と考えております。

セミナー開催にあたり準備しておきたいこと

セミナーを開催するにあたり、準備しておくことがあります。効率的に受講者に伝えたいことを伝えるには、下準備が欠かせない。

セミナーの目的・趣旨・・・目的・趣旨を明確に打ち出す。例えば私どもが行っている「福祉有償運送運転者講習会」の目的は次の通りです。

運転者講習は、より安全で、より安心して利用できる移動サービスがより多く提供されることを目的に運転者として活動を希望する人および活動している人が、運転者に求められる正しい知識と、運転および介助等の確かな技術を習得し、運転者として活躍されることをお手伝いするものです

(全国移動サービスネットワーク発行のテキストより引用)

要約すると「移動困難者が求める移動サービスのドライバーを多く輩出するのが目的」セミナーの目的・趣旨はシンプルで良い。

日程・時間配分・・・講習の時間設定を何時間にするか、何日間かけて行うのか、を決めなけらばならない。1日講習であればAM9時~PM6時の8時間(昼食休憩含む)もあるでしょう。4日間のセミナーであれば、4日連続で行うのか、週末(土日)を利用して2週に分けるかも考えられる。

テキスト・教材・・・セミナーの目的に合致したテキストをチョイスする。もちろん自分で作成するのも良いですが、セミナー開催を実現するまでに時間がかかってしまいます。モチベーションが継続できればいいのですが、テキスト作成するだけでヘバってしまい、セミナー開催まで実行できないケースもあります。

私がお薦めしているのは「既にある物を使う」です。

書店、アマゾンなどで販売されている書籍を使用するのです。A4版、B5判のページ数が100ページ程度のものがベスト。普通の本だとセミナーで見開きするのが面倒だし、A4版だと手を添えなくても見開いた状態が保てるので、両手があく。ノートに重要な点を書く事もできるし、マーカーなどでアンダーラインを引くこともできる。

講師になりたての頃のお話

ともぞう
失敗談・・・テキストを読みながら講義をし、顔をあげて受講生を見渡し、テキストを読もうと下を向いた時に・・・『あれ?どこ読んでいたっけ!』テキストに頼っていたので焦ったね~

講義内容を頭の中に詰め込むことは何百回、幾千回と繰り返さないと凡人には無理。ましてや緊張状態だと、思いつきで講義を進めると支離滅裂になり受講生が理解できなくなる。テキストは講師にも受講生にも必要なツールである。

セミナーにも慣れたきたらオリジナルなレジュメを作成し、講義を進めていくことも良いと思います。

参考になる書籍

私がセミナー講師になるために参考とした書籍は「講師・インストラクターハンドブック」(中村文子、ボブ・パイク著)と「はじめて講師を頼まれたら読む本」(大谷由里子著)。特に「講師…ハンドブック」は今でも必要な時に読んでいます。

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ABOUTこの記事をかいた人

1963年生まれ 一級建築施工管理技士、介護福祉士・・・青年期は、電子工学を学びコンピュータの魅力にハマる。 成人期は、建築関連の仕事に就き、2004年に自身で設計・確認申請・施工しマイホームを建てる。中年期は、介護・福祉の現場を経て関連のセミナー講師、ブロガーとして活動。